お洗濯のあれこれ

※タイトルをクリックすると内容が表示されます。

洗濯表示について教えて下さい。

国内で販売されてる衣料品には、家庭用品品質表示法によって素材と使用率の表示、洗濯方法、販売者名(又は製造者)の名称と連絡先(住所もしくは電話番号)の表示が義務づけされています。
素材表示は繊維毎に名称が指定されていて(指定用語という)、指定されていない繊維名は全て【指定外繊維】と表示され、商標名や繊維名が併せて表示されます。家庭用品品質表示法改正により(平成18年08月01日)、平成19年08月01日以降は上衣またはコートの詰め物(中綿)の組成、フロック加工、オパール加工等のボンティング加工、ラミネート加工等の素材使用割合が不明確なものの列記表示も加かわるようになりました。

水洗いすると型崩れしたり、縮んだり、色が出るもの、縫い目が破れるものなどに使用されます。
塩素系漂白剤(カビ取り洗剤を含む)によって脱色したり、変色するので塩素系漂白剤は使用できません。
アイロンの熱によって縮んだり、溶けたりする事からアイロンは使用できません。だから、シワも伸ばせない場合もあります。
ドライクリーニングで溶解したり、硬化するもの、色が出るもの、風合い変化が大きい場合などに、この表示が使われています。

平成28年12月01日から新しい!衣類の「取扱い表示」に変わります。
平成28年12月01日からの新しい!衣類の「取扱い表示」※消費者庁パンフレット
平成28年12月から洗濯表示が変わります。※消費者庁ポスター
※各タイトルをpdfファイルでご覧頂けます。お洗濯の参考にして下さい。

デザインシャツについて。

シャツにも色々あります。Yシャツでも綿100%から綿とポチエステルの混紡品のようなビジネス用途主体のものからおしゃれを優先したドレスシャツなど様々あります。
オシャレなシャツは、カッティングや縫製が違うものも種類がたくさんあります。これらのシャツは手仕上げによる細やかな作業でないと折角のデザインやシルエットが台無しになってしまう場合があります。よいものを、よりよい状態で着続ける為にも、洗い、仕上げ共に最適な方法があります。是非、当店にお任せ下さい。

経時劣化って、何?

経時劣化という言葉をご存知ですか?人や物など変化しないものはありません。衣類も同じように繊維自体や染色が変化していきます。特に染色は、汗や紫外線によって劣化が促進されますし、繊維も素材によって劣化する速度が異なります。
劣化は商品の価格と関係ない事をご理解下さい。また、洗う前には気付かない劣化がクリーニングによって表面に現れる場合もあります。汗は水溶性汚れの代表的なものです。汗によって染料は分解されやすく、劣化した染料はクリーニングによって脱落する事もあります。ドライクリーニングは水溶性汚れが残りやすく収納中に徐々に脱色や変色を生じる場合もある事を知っておいて下さい。綿やテンセル、レーヨンなどは汗を吸収しやすく残留しやすいので注意しましょう。ポリウレタンは劣化しやすく、要注意です!!ポリウレタンはフィルム状で使用されたり接着剤や芯に使用されたりしますが、空気中の水分や汗などで分解しやすく特に皮脂汚れや紫外線(太陽光や蛍光灯)があると劣化は促進されます。

熱に弱い繊維について

ポリ乳酸繊維はすぐ溶ける!!とうもろこし蛋白から作られる合成繊維のポリ乳酸繊維は、生分解性が高い事から自然に優しい繊維として注目されています。しかし、ちょっとの熱でもすぐ溶ける性質があるし、汗や紫外線(太陽光や蛍光灯)で分解してボロボロになっていく性質があります。アクリルやアクリル系のフェイクファーにご用心!!アクリルやアクリル系で作られたフェイクファーは熱に弱く、ちょっとの事でも縮んでしまい、もう元には戻りません。ストーブやヒーター等にもご注意下さい。

「漂白剤」って書いていなくても漂白剤?! これって常識?

漂白剤は色素を分解する働きを持っています。大きく分けると酸素系(色柄OKタイプ)と塩素系(白もの専用)漂白剤といった酸化漂白剤と泥汚れや鉄さびを消してくれる還元漂白剤に分類されます。
汚れから生じる色素を消すのが漂白剤の作用ですが、衣類の染色の強さによって容易に地色を剥がす事もあるので要注意!!実験の結果を見て下さい。

同じ布にそれぞれ漂白剤を落としてみました。
液体酸素系漂白剤 粉末酸素系漂白剤
を水で溶いたもの
塩素系漂白剤 カビ取り洗剤

酸素系漂白剤では脱色しないけど、塩素系漂白剤やカビ取り洗剤では脱色してしまいます。塩素系漂白剤やカビ取り洗剤の主成分は次亜塩素酸ナトリウムで漂白・殺菌効果の高い塩素系の酸化剤です。こららが付着して染料を分解した場合は、脱色部の周辺が少し赤みを帯びるのが特徴です。
薄い濃度で付着したら地色が剥がれないけど、アイロンの熱などで剥がれる場合もあるのが、これらの酸化剤や還元剤。他にもトイレの洗浄剤やパーマ液、バッテリー液なども悪戯する事が・・・
付いたらすぐに水洗いして洗い流すのが鉄則です!!ドライクリーニングではこれらの酸化剤や還元剤は落とす事ができませんので注意して下さい。

ボンディング加工って何?

ボンティング加工とは、二つ以上の繊維を接着フィルムで接着して一枚の布にするものです。薄い素材でも生地に厚みやハリを持たせる事ができるという特徴を持っています。しかし接着剤は着用中の汗や摩擦、着用時や保管時の光(紫外線)、熱などで変化するので耐用年数は製造から2~3年と考えて下さい。
べたついたり「ぶくつき」のあるものは接着剤が劣化していますので洗う事でよりいっそうの劣化が生じます。また、ドライクリーニングや水洗いによって接着剤が溶け出したり、「ぶくつき」が発生する場合もあります。基本的にシミ抜きはできませんので汚しすぎないように注意しましょう!!
お持ち頂いた時点で既に製造から相等の期間が経っている衣類はお断りする場合もございますので、何卒ご了承下さい。

ラミネート加工って何?

ラミーと加工は「パウチ」などの名称で知られるようにフィルムなどで表面をコーティングする技術です。最近は、この技術を応用して繊維素材の表面加工を行ったものが増えています。
EVA(エチレン酢酸ビニル)を貼り合わせと硬さと復元力のあるボリュームある素材へと変わり、ウレタンを貼り合わせた場合にはソフト感が生まれます。ラミネート加工は織物やニット生地の上に、色々な表情を持つ薄いフィルムを貼り合わせる加工の事です。
生地表面に薄いフィルムを貼り合わせた素材なので、着用中の摩擦などでフィルム部分が傷ついたり、剥がれたりする事がありますし、汗の影響でフィルムが劣化して光沢が失われる事も。シミ抜きなどの薬品を使用するとフィルムが融けたり、艶がなくなる事もあるので要注意の素材です。

ガムが付いてしまいました。

ガムの落とし方
① コールドスプレー(運動用)または制汗剤(コールドタイプ)をガムに吹きかけガムをカチカチに固める。
② 固まったらそっと剥がす。剥がす時に粘りが残っていたら再度冷やす。
③ 残った繊維に入り込んでいるガムは、サラダ油を付けて軽く揉む。
④ ガムが溶けてきたら、台所用洗剤を付けて揉みながら、ガムとサラダ油を水で洗い流す。
※但しこの方法は染色の弱いもの(色が流れやすいもの)や、毛、絹、レーヨン製品など水洗いで毛羽立ち、白化、収縮、変形するような素材には用いる事はできません。そのような衣類や繊維製品の場合は、クリーニング店でのドライクリーニングによる除去をお勧めします。

赤ワインの落とし方

赤ワインにはポリフェノールなどのタンニン系の色素が多く含まれています。これらのアルカリによって緑色に変化し、放置すると落ちない汚れとなります。

① 中性洗剤に酢酸(お酢)を混ぜて酸性にして洗って、落とせるだけ落とす。
② 残った赤色は繊維に染まった色素ですから漂白します。
  アルカリ性の漂白剤だと落ちなかった場合に色素を固着させる可能性があるので、
  弱酸性の過酸化水素水(オキシドール)を使用します。
③ オキシドール(過酸化水素水 3%) 5に対してアンモニア水 1を混ぜたものを水で更に3倍に薄め、
  シミなった部分に塗って放置します。
④ 乾燥するまでの間に漂白が進んでキレイになります。
⑤ 一度で落ちない場合は③で作ったものを再度塗ってみましょう。
  乾燥後塗布を2~3回繰り返す事でキレイになると思います。
⑥ キレイになったら水で洗う事を忘れないようにして下さい。
※ここで作った液は半日から一日で分解して水になります。
  日持ちしませんので使用する度に作って下さい。
  ラメ製品やナイロン製品に使用する場合は、目立たないところでテストしてから使用して下さい。
※赤ワインはお茶と同じように落とせると思います。
  ここで紹介したものは水洗いできるものに使える方法です。
 難しいと思ったら触らず当店にご相談下さい。

シミ抜きできない物って?

【アセテートに付いたマニキュア】
マニキュアを溶かす溶剤でアセテートにも溶けます。
(アセトン・メチルエチルケトン・シンナー等) インクなども同様です。

【プリント加工】
シミ抜きに使用する薬剤や機械力(揉み・叩き力)でプリントが剥がれる場合があります。

【合成皮革に付いたインク等】
インクを溶かす溶剤がポリウレタンを、溶かしたり、
熱によってポリウレタンが収縮する場合があります。

【ラメ糸に付いたサビ】
錆を水溶性に変える蓚酸やフッ化水素は、ラメの輝きを消失させます。

【汗で変色し、脆化した絹繊維】
長時間掛けて変色した絹は、生地がもろくなっており、シミ抜きや漂白で破れる場合があります。

【染色の弱い生地】
シミ抜き剤やすすぎの時に色が流れて脱色や変色が起きる事があります。

※作業前に十分チェックしますがそれだけでも分からない場合がありますので、
 ご質問等がございましたらオーロラクリーニングに、ご相談下さい。

随時情報を追加致します